ダウンロードしたファイルを解凍して設置・設定します

解凍して「httpd***」(***はバージョン)という名前のフォルダが出来ているはずです。
まず、このフォルダごと適当な場所に移動します。

まず、Cドライブのすぐ下に「local」というフォルダを作成してください。
つまり「C:\local」を作ります。

そして、「an httpd」を「httpd***」フォルダごと、今作った「C:\local」の中に移動します。
つまり「C:\local\httpd***」が出来て、その中に「an httpd」のプログラムが入っている事になります。

ここでついでに、「local」フォルダの下に「root」というフォルダを作成してください。
つまり「C:\local\root」を作ります。
このフォルダに何の意味があるかは後ほど説明します。
(簡単に言えばローカルサイトのドキュメントルートにするのです)

最初にインストールした「ActivePerl」は「C:\perl」にインストールされているはずです。
したがって、Cドライブ以下は次のような構造になっているはずです。

C:
 |--perl                    <-----「ActivePerl」がインストールされたフォルダ
 |    |
 |    |--                   <-----「ActivePerl」のフォルダ・ファイル群
 |
 |--local                   <-----フォルダを作りまとめる
      |
      |--httpd***           <-----サーバープログラム「httpd」を置いておくフォルダ
      |    |
      |    |--httpd.exe     <-----サーバープログラム「httpd」本体
      |    |
      |    |--              <-----「httpd」のその他のファイル
      |
      |--root               <-----ローカルサイトのドキュメントルートにするフォルダ
           |
 
移動が完了したら設定をします。
設定といっても一箇所変えるだけでいいです。

まず、「an httpd」を立ち上げます。
「httpd***」フォルダ内の「httpd.exe」をダブルクリックします。
一度、ウィンドウらしきものが表示されて消えます。

でもきちんと立ち上がっています。
その証拠にタスクバーの右のほうに黄色いアイコンが増えているのが分かります。
このアイコンをクリックすれば「an httpd」のウィンドウが再び表示されます。

メニューバー「オプション」-->「一般」で設定画面が表示されます。
そこで「一般」タグ-->「ドキュメントルート:」の中身を「c:\local\root」と変更します。
これは先ほど作ったフォルダに当たります。

OKボタンを押すと新しい設定で起動し直します。
これで設定も完了です。


〜サーバーは「デーモンプログラム」〜

ここでは「C:\local」を作り関連するファイルをまとめることにしました。
「an httpd」もフォルダごと「C:\local」に入れておくことにしました。
関連するファイルを一箇所にまとめておいた方が管理しやすいからです。

設置する場所は別に何処でもかまいません。
何故この位置にしたかというと、何かと都合がいいからです。
ディレクトリの階層が深くなると面倒ですから。
内容が分かっている方は好きな場所に設置してかまいません。

さて、前にも書きましたが「an httpd」はサーバープログラムです。
サーバープログラムは「デーモンプログラム」といって普通のアプリケーションとは少し働きが違います。

普通のアプリケーションは必要なときに立ち上げて使います。
それに対し「デーモンプログラム」は常時立ち上がっていて、裏で密かに動いているものです。
表には表れませんが、裏の見えない部分で、要求を受け取るたびにそれにあわせた処理をしています。
(Webサーバーなら要求されたページを送り出すなどです)

サーバープログラムを立ち上げておくとそのマシンはサーバーとして働きます。
当然、「デーモンプログラム」であるサーバープログラムを立ち上げたままで、別のアプリケーションを立ち上げて他の作業も出来ます。
(多少動作は遅くなるかもしれませんが)

Perlの動作確認だけでなくサーバーとして使いたい場合は「an httpd」をスタートアップに登録しておくといいです。
すると起動したときに自動で立ち上がり、常時、裏で動いているようになります。

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