10.実行可能なファイルとして出力する


作成した問題を、プレイ専用の実行ファイルとして出力できます。
(内部に問題データを含み、編集用の機能が削除されています)

自作の問題を配布するのに使います。

実行にはJava実行環境が必要なので、配布の際には、
ダウンロードのページにでもその旨を書いておくといいです。



 メニュー[出入力]-[実行ファイル出力]



ファイルを指定して出力します。
拡張子は、このプログラムと同じ「*.jar」です。

下の情報を付加できます。

<タイトル>
メインウィンドウのタイトルバーに表示されます。
未指定の場合はファイル名が代わりに使われます。

<作者、コメント>
操作パネルの情報タブ内に表示されます。
不要なら未指定でかまいません。



・データの保存について

プレイ専用ファイルでは、
終了時に、引かれた線の情報を自動で保存します。

同じフォルダ内に下のファイルが作られます。
(問題編集中の線画ファイルと同じ名前です)

[ファイル名(拡張子除く)]_draw.png

次の起動時には、これが自動で読み込まれることになります。



・注意点

プレイ専用ファイルの名前を変えても、内部の設定は変わりません。
なので、自動保存される線画ファイルの名前も変わりません。

動作に問題は生じませんが、ファイル名がズレてくるので要注意です。


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補足&雑談(読まなくていいですから)

「Playerを出力する」というのは、実は画期的かもしれません。
今回行った新しい試みの一つなんですけど……。
え? そうなの?

だって、他のフリーウェアではまず見ないでしょう。
実行ファイルの出力って。
言われてみればそうかもしれない。
プレイするのに、本体のプログラムが不要になるね。
実行ファイルは普通、開発ソフト上でソースをコンパイルして作るので……
素人の自作は困難でしょうが、今回はJava環境の仕様を利用しました。
なるほど。
技術的な話はともかく、確かに単独で動くね。
発想自体は、実は以前からあって。
10年近く前に、テスト作品で動作確認はしてました。
ああ。「PlayerOutputTest」ってやつね。
なぜ今まで実装しなかったの?
これまでの作品にはWebページ出力(Applet出力)の機能を付けてて。
それで満足してたもので。
Webページ上で遊べるようにして、サイトに掲載できるってやつだったね。
それ、使えなくなったんだよね?
セキュリティーの強化で、Appletの実行自体がほぼ不可能になりました。
そこで、その代わりとして持ち出してきたという話。
おー。ホントに動くぞ。
思ったより簡単だ。分かりやすい。
本体のプログラムをプレイ専用にアレンジした感じだね。
これならもっと早く実現してもよかったんじゃない?
内部的には設計の見直しや処理の追加もあって、なかなかね。
あと、出力ファイルごとに同じ実行用データを乗せるから、容量的には無駄。
なるほどね。普通は個別のデータだけをセーブファイルにまとめるよね。
それを本体のプログラムで開けば無駄がないもんね。
まあ、この頃はハードディスクも大容量化してますから。
こういう形もありじゃないかな。


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