アプレットを直接編集する奴はいるか?


「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
と少しかけてみたそうです、このタイトルは。
いや、どうでもいいから。
さっさと始めようよ。
そう言うと思った。
最後は、アプレットを自分で編集したい場合ですが……
はい。
難しいのであきらめてください。
何じゃそりゃ!!
本当に難しいんだよ、普通の人には。
まずはHTMLを自分でいじれるくらいでなくちゃ。
あー、そりゃ確かに無理だね。
「HTMLって何?」ってレベルの人が多いだろうしね。
今回は分からない人は無視します。
分かる人だけ読んでください。
そうだ、やれやれー。
分からん奴は自分で勉強しろ。
まず、例えば「test.htm」という名前でWebページつまりHTML文書を作るとします。
パズルを表示するアプレットはHTML文書の中にこう埋め込みます。
<html>
<head>
<title>スリザーリンク問題1</title>
</head>
<body>

<applet code="SLApplet.class" archive="SLPlayer.jar" width="*" height="*">
<param name="csv" value="test.csv">
</applet>

</body>
</html>
青い字の部分に注目です。
「SLApplet.class」は「SLPlayer.jar」の中に圧縮され格納されている部品です。
同じフォルダには「test.htm」と共に「test.csv」と「SLPlayer.jar」が入っているわけね。
「*」の部分はアプレットの縦横サイズだけど適当に調節すればいいの?
自由に調節してもいいんだけど、一応、後で計算式を出します。
それと! 「CSV出力」はここで使うんだよ。
……ああ、前回のWebページ出力の最後で言ってた奴か。
ね、必要な機能だったでしょ。
「test.csv」は「CSV出力」で出してください。
そうだね、確かに必要だった。認める。
で、上の例は線を表示しない場合だよね。
そう。
線も表示する場合はこうなります。
<applet code="SLApplet.class" archive="SLPlayer.jar" width="*" height="*">
<param name="txt" value="test.txt">
</applet>
「*.csv」のかわりに通常のセーブファイルつまり「*.txt」を使ってください。
この場合は「test.htm」と共に「test.txt」と「SLPlayer.jar」が入っているわけね。
<param name="csv" value="test.csv">と
<param name="txt" value="test.txt">は、どちらかを指定する。
もし両方指定したらどうなるの?
「*.txt」が優先されます。
線の分、情報量が多いから。
そりゃそうか。
次はオプション指定、2種類。
1.解析機能を付けたい場合
<param name="analyze" value="on">
……という指定を加える。
これは簡単だね。例えば、こうなるわけだ。
<applet code="SLApplet.class" archive="SLPlayer.jar" width="*" height="*">
<param name="csv" value="test.csv">
<param name="analyze" value="on">
</applet>
2.マスのサイズを指定する場合
<param name="size" value="*">
「*」には8〜80の整数を入れます。単位はピクセル。
この指定をしない場合は自動で26になっています。
例えば、こんな感じだね。
<applet code="SLApplet.class" archive="SLPlayer.jar" width="*" height="*">
<param name="csv" value="test.csv">
<param name="size" value="30">
</applet>
ここでアプレットの縦横サイズの計算式を出しておきます。

[アプレット横サイズ] = [マスのサイズ] × ( [パズル横マスの数] + 3 )
(ただし、計算結果が350未満なら350にする)

[アプレット縦サイズ] = [マスのサイズ] × ( [パズル縦マスの数] + 3 ) + 30
(ただし解析機能を付けるなら、さらに + 30 する)

この計算結果を「width="*" height="*"」の部分に入れてください。
自由に調節していいけど、これが一応の最適サイズってことね。
プログラムの中ではこれで計算してるんだ。
最後に一つ、注意しておきたいこと。
このアプレットの動作にはJava実行環境が必要なので……
ああ、例のリンクを張っておくのか。
そう、こんな感じのを加えておくといい。
動作には
<a href="http://java.com/ja/" target="_blank">Java実行環境(http://java.com/ja/)</a>
が必要
そうすれば「動かないけどどうすればいいの?」って言われなくてすむ。
せっかく載せるからにはしてもらいたいしね。
にしても、Javaの環境が最初からOSに付いてれば便利だよね。
確かにそうだけど……OSとは別物だから、どうなんだろう。
じゃあFlashは付けるのか、とか、その他のはどうするのか、とか。
別の会社が作ったものを入れてあげる義理はない、か。
使用頻度の高いものはサービスで入れておくというのもありだけど。
それは議論があるよね。余計な機能を嫌がる人もいるだろうし。
あと、WindowsのMicrosoftとJavaを作ったSunとはひと悶着あったから複雑だね。
ふーん、そうなの。
作者はそれでMicrosoftを嫌いになったそうです。
「俺のJavaに対して何てことしやがる」って怒った。
お前のじゃないだろ!
わははは。
以上で、アプレットを自分で編集するための説明は終りです。

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